久しぶりに綺麗な日本語のゆったりした文章を読んだ。
なんだか心の中を綺麗な水がさらさらと流れていった感じがする。
本の装丁も趣きがあるし、帯の文句もなかなか粋な感じである。
我々が生まれる前の祖父母の時代。自然と人間が今よりももっと近しかった頃のお話である。

高堂はもとより、サルスベリもゴローも良いし、お隣のおかみさんや和尚も良い。幽霊や河童や物の怪など、ラフカディオ・ハーンの物語だと、少々おどろおどろしく感じるのに、何故かそういう感じがしない。読後感は非常に爽やかなのである。
これは借り本なのだが、文庫になったら即買確定(^-^)。