春樹本はついついハードカバーで買ってしまうことが多いのだが、今回は「奇譚集」という言葉に惹かれて(幻想文学好きなので)迷うことなく購入した
個人的には、この作品を「奇譚集」と呼ぶのには少々抵抗があるが、とはいえ、話自体はそこそこ面白く、春樹の中では気に入った部類に入る作品になった

今回の短編集は秋の夜長の読書向きだと思う
「神の子供たちはみな踊る」や「アンダーグラウンド」の流れが好きな人ならきっと気に入るのではないだろうか
高校時代に「風の歌を聴け」を読んで以来の春樹ファンだが、彼のどこが好きなのか、自分でもよく判らない
だが、少なくても彼の語り口はかなり好きだ
なんとも言えない、独特の文章の流れがあって、力が微妙に抜けている感じが好きなのかもしれない(好悪のネタを語るときには力が入るけれども(^^;;))

彼が冒頭で語っている内容と、同じような事柄は、結構頻繁にあるのではないかと思っている口なのだが、そんなに不思議なことだろうか?
私は自身の経験から、そう思ったのだが、みなさんは如何なものだろうか?

更に余談だが、春樹作品の個人的ベストワンである「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」のハードカバーがどばどば山積みになっていたが>有楽町三省堂
何故いま?