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恩田さん版「時を越えたラブストーリー」
好きなSFといえばタイムトラベル系、更にノスタルジックでロマンチックな作品が好きだ、というような人がいたら、この作品はまあまあお薦めだろう
ハインラインの「夏への扉」やヤングの「たんぽぽ娘」、更にフィニィの「ゲイルズバーグの春を愛す」や「盗まれた街」が好きな人ならなおさらである
ちなみに、私は以上全部にあてはまるし、全部がお気に入り作品である(^^;;)

ついこの前、久方ぶりに「たんぽぽ娘」を読み返したばかりだっただけに、感慨もひとしおであった
恩田さんの「月の裏側」とロバート・ネイサンの「ジェニーの肖像」も未読なので、早速読まねば、と思った
「エアハート嬢の到着」は最初だけにかなりインパクトがあったが、「たんぽぽ娘」好きとしては、やはり「記憶」が気に入っている
「天球のハーモニー」が異色というか不思議というか、少々あの中では異色に思えた

モノローグのくりかえしも。。。作品の重要なポイントではないか、と思う
たんぽぽ娘やその他の作品でもそうだったが、この文章の穏やかな耳優しいリフレインが、これらの作品に常に微妙な雰囲気を与えてくれるのではないかと、そう思う

唯一の減点は、解説の梶尾さんが「たんぽぽ娘」を少々けなしていたこと(私にはそう思えた)この作品にはまったく関係ないけれど、それだけがちょっとむかついた、ちっ!(-_-)