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『ダ・ヴィンチ・コード』のダン・ブラウンの最新刊は、未訳出だった彼の処女作であった
昨日上巻を読んで、一旦我慢したものの、今日は早起きして下巻まで読んでしまった。あーあ。。。
ダ・ヴィンチコードほどこなれてはいないが「荒削りながらも面白い」というどこかの評価がぴったりの出来だった
今回も息もつかせぬ急展開に次ぐ急展開で、非常に映画化されそうな題材とストーリーなのだが、今回の中心人物は被爆2世で不虞の日本人である
なので、おそらくハリウッドで映画化されることはあるまい
とはいえ、またぞろ売れることだろう
この人物、母親が広島で被爆したために不虞で生まれ、母親もその時の出産で命を落とし、父親は不虞の息子に堪えられず、その場で失踪し、里子に出された、という設定になっている
と言うわけで純粋な日本人のはずなのだが、何故か名前がエンセイ・タンカド(どんな字をあてるんだか。厭世とか炭化度だったら嫌すぎる)
わざとぼかして造語にしたのか、それとも単に無知だからなのか、その辺がよく判らないのだが、今回出てくる日本人の名前は、他にトクゲン・ヌマタカ(まだこちらの方がましか)とか、少々クビを捻ってしまう名前しかない
(本当にいるかもしれないとはいうものの)
この日本人父親像については、言いたいことが山ほどあるが、作品自体の質には関係ないので、とりあえずやめておく(^^;;)

で、肝心のブラウンであるが、現在、ラングトン・シリーズの3作目を執筆中とのこと
次回最新作が楽しみである