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会社の子に教えて貰って、その数分後には購入していた本
図版がたっぷり入ったペンギンの歴史(ペンギン通史)本である
新井白石は「ペフイエゥン」と呼び、シーボルトは「ピングイン」と呼んでいたなんて話は初耳であった
ペンギンが日本の文献に最初に登場したのは、オランダ語版の『ロビンソン・クルーソー』だそうだ
ウエブスター辞書にしっかり掲載されていた『ペンギン』のおかげで、日本でも明治時代には既に辞書に登場していたらしい
日本最初の辞書『言海』には載っていなかったものの、その後の『大日本国語辞典』や『公辞林』『日本語大辞典改修言泉』『大言海』とみんな載っているそうな
そして1930年代には『ペングィン』から『ペンギン』へと切り替わっていったとのこと
だからどーしたと言われそうではあるが、様々な知識が詰まった非常に面白い本であった(^-^)
南極探検隊のペンギン遭遇場面については、最初は微笑ましかったが、生け捕りにして観察し、エサを食べないため餓死させたとか、さんざん遊んでから殺して(−棒や櫂で追い回すと実に面白いなんて日記に書いてある、キー!!!(-_-メ))剥製にするなどのクダリを読んで、悲しい人間のサガについてしみじみしてしまった
ペンギンを捕獲した理由が食料調達や調査研究のためなら、まだ仕方がないと思えるのだが、いかんせん、単なる『資金調達』が主目的だったようだ
数百羽のペンギンを(金のために)捕獲すべしという記録が残っている。。。とほほ
遊んで殺してしまうなんて、考えなしの子供と同じだし、「可愛い可愛い」と周囲をあおりながら、裏では殺して金儲けに利用するばかりでは、子供よりタチが悪いと思うのだが、如何なものだろうか

いくら過去の時代の話とはいえ、仮にも探検家ともあろうものが、人間以外の動物に対しては何をしても良いといわんばかりの態度を取るとは。。。
そういう傲った姿勢がかいま見えて、げんなりしてしまい、有名な白瀬隊が一気に嫌いになってしまった(-_-)
相手がアザラシや白くまだったとしたって頭にくるのに、いわんやペンギンをや、である
油を取るためにペンギンを釜ゆでにしていた業者の方が、まだ正直な分なんぼかましなんじゃないか、なんて正直思ったりもした
以前から昔の南極探検記には少々興味があったのだが、それを読むのは精神的によろしくなさそうだということが判ったのが、収穫と言えば収穫だろうか

現在、日本は世界一のペンギン大国である
国民のペンギン好き率は非常に高く、動物園での飼育率も非常に高い
とはいえ一方で、ペンギンの主食であるオキアミを根こそぎ捕食して、ペンギンの絶滅を一番促進しているのは、実はやっぱり日本の企業だったりする
今も昔も同じ、ということか。。。(T-T)