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クレストブックスの装丁って、何気に綺麗で品も良さげな気がする
表紙に惹かれて買ったのだが当たりだった
このシリーズを買うのは『ペンギンの憂鬱』(そう言えば感想UPしていなかった)についで2冊目だが、大きさの割に軽くて読み易いので、結構気に入っている
アリス・マンローはカナダ生まれで現在74歳
海外では短編の女王と呼ばれているらしいが、私は本書がお初であった
何ということもない日常の事柄が淡々と書かれているだけなのだが、それがなんとも小気味良いテンポで、さっくりと読めてしまう
特に冒頭の「恋占い」や最後の「クマが山を越えてきた」が良かった
表題の「イラクサ」もなかなか
どの作品にも、ある種独特の空気や雰囲気があり、文章の運び方や持って行き方などが「良い意味で」翻訳物だなーと感じた
訳者さんが愛情を込めて非常に丁寧に訳しているような、そんな印象を受けた