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世間はミシュランに揺れているが本家フランスで発売されて話題を呼んだという裏本を読んでみた。
退職したミシュランガイドの調査員が書いたという暴露本である。
さすがというべきか、決して素直に言わず、またウィットに富んだ皮肉を言わなければ気が済まないという根性は、まさに如何にも自分が想像するフランス人という感じだったのだが、どこまで本気でどこまでが冗談なのか、日本人の自分には正直よく判らなかった。でもやはり面白いというか興味深かったことは確かである。
興味のある方はご一読を。
以下、宣伝文より−
3つ星レストランは本当に美味いのか?
名なし・コネなし・賄賂なしで信頼を勝ち取り、本国フランス版だけでも毎年50万部を売る美食の世界的権威ミシュランガイド。有名シェフの自殺者まで出したその内幕を、16年調査員を務めた著者が、100年の沈黙を破ってその裏側をさらけ出す。
創立以来100年、食通の頂点に君臨してきたグルメの聖典ミシュランガイド。その舞台裏を調査員が白日のもとにさらす。世界中で論議を呼び、裏で圧力がかけられた禁断の書。