青山えさき義母のリクエストで青山「えさき」へ。十年ほど前に家人の従兄弟が絶賛していた店で、前の場所から引っ越したが同じ青山界隈である。例のミシュランで2つ星を獲得したとのことだが、夜のコースが4桁(8千円)で食べられる、オーガニック食材を中心とした日本料理店である。
新店はバリアフリーで、車椅子の方もOKとのこと。とはいえ、この写真は店の通常の出入り口−手すりなし剥き出しコンクリ打ちっぱなしの階段上から撮ったもので、ここからの車椅子出入りはほぼ無理かと。おそらくここ以外に車椅子用の出入り口があるのだろうが、その辺は予約前に要確認のこと。
ワイン今回はグラスワイン。ボルドーに近いスッドゥ・ウェスト(ヴェルジュラック)の辛口白で、作り手はシャトー・レ・オー・ドゥ・カイユヴェル。爽やかな呑口の辛口で夏向きという感じ。このグラスは非常に持ち難いので好きじゃないのだが、残念ながらグラスはこれしかないとのこと。
Sud-ouest Chateau Les Hauts De Caillevel
Bergerac sec Fleur de Roche 2006

うに青森三戸の活殻ウニ、人参なす豆など入りのジュレがけ。
ムラサキウニがでっかくて美味だった。野菜もゴロゴロ。鰹出汁のジュレもなかなかよろし。

あゆ和歌山紀ノ川で獲れた鮎のスープ仕立て。緑は蓼酢。一人分のスープに鮎を2匹使っているらしい。(頭と尾は除く)香ばしい香りと出汁が上手くあっていて、中には身もごろごろ。たまにはこういうのもアリかと。

しまあじとまこがれいお刺身はしまあじとまこがれい。上に載っているのはあさつきじゃなくてシブレットだったり。夏のツマは大根より茗荷が好きだ。魚は朝の獲れたてとのこと。歯ごたえがあってなかなか旨し。

やさい揚げ物どこのか忘れた花ズッキーニ、愛知の若とうもろこし、山形の月山筍、甘長とうがらし、かぶなどなど。一部が天ぷらになっていたので、この辺で満腹感が襲ってきた。

口直し口直しはさっぱりと。
きゅうりとみょうがの胡麻酢漬け(のようなもの)
食べた時は気付かなかったが、いまよく見てみるとメダカが泳いでいて涼しげな器だったらしい。

ビーフン高菜としじみのビーフン。しじみが立派。さっぱり味でまあまあかと。
夏向きメニューで味も良いし、身体に良いこともあるのだろうが、シメはご飯か蕎麦だと思っていたので、ちょっと拍子抜け感あり。

ブランマンジェ風牛乳寒天、穀物入りデザートは牛乳寒天とクリームグラタンの2択で、牛乳寒天に。11種類の穀物が入っていて、説明通り、牛乳寒天というよりはブランマンジェっぽかった。上に載っているオレンジ(名前忘れ)と黒糖みつも美味。

和のハーブティ最後は和系のハーブティで。
普通のハーブ−ミント類以外に、大葉・茗荷、生姜、山椒などが入っていて、面白かった。

コースは、この8000円と、これに魚(キンキとか)の煮つけが付く10000円の2種類である。量はそこそこあるので、小食な人は下のコースで、男性なら上のコースでもいけるだろう。
純粋な正統派和食を求めている人にはやや微妙かもだが(鮎のスープとかビーフンとかグラタンとかとか)、自然派アレンジ系が好きな人にはオススメかと。コスパは青山という土地柄を考えればそこそこ。
フランス人受けという意味では、なるほどなーという感じで。