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空の中 (角川文庫 あ 48-1)ただいま有川作品全制覇に向けて驀進中!
文庫を発見したので即ゲトしたが、これがまた面白いのなんのってー!
ユニークなSFでもあり、子供の成長物語でもあり、ちょっと切ない青春物語でもあり、勿論、大人の物語も色々ありーと、今回もたっぷりと堪能させて頂いた。
物語には主人公をはじめ、色々と素晴しいキャラクターが登場するのだが、中でも宮じいの素晴しさと言ったらない。言葉では上手く言い表せられないのだが、飾り気のない言葉の中に年を経た者の重みと温かみとパワーがあって、ストレートに心の中に沁み込んで行くような、そんな気がした。今まで土佐弁と言えば坂本龍馬くらいしか知らなかったのだが、あの宮じいの土佐弁を生で聞いてみたいなーと、そう思った。宮じいにはモデルがいたそうで、その方も宮じいのように名物おじいさんだったらしい。(残念ながら既に故人とのこと)
この角川文庫版では単行本の内容にプラス「仁淀の神様」という後日譚の掌編が入っているので、そういう意味でもこの文庫版を買って大正解だった。もし単行本しか読んでいない人がいたら、これも絶対に読まなきゃあかーんと声を大にして言いたい。但し、立ち読み厳禁というか、外で読むとたぶん後悔するので、自宅でゆっくりと味わって読むこと!