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69bf8a02.jpg 新刊がなくて古本を購入。っていうか既に絶版らしく復刊ドットコムでリクエストされているようです。1/10の値段で買ったので、ぶっちゃけ送料のが高かったのですが、買えてラッキーだったようでした。
 写真は全てペンギン写真でお馴染みのフランス・ランティングでしたし、内容は定価並みにしっかりした濃いものでした。過去の不幸な歴史を淡々と語るあたりは、他の真面目なペンギン本と同様でしたが、古い文献や故人の文章を引用したりというあたりは、当時の生々しい感覚を非常に端的に示してくれていたように思いました。引用した文章のどれもがややどぎつく見えてしまうのは、綺麗なところを見たがる日本人の性なのかもしれません。日本人の書くペンギン本にはこういうアプローチはあまりなかったように思いますし(著者が書きたくても編集者に止められると思いますし)、他にも日本人なら避けそうな、現実の写真(血だらけとか腐乱死体とか・・・日本ならおそらく白黒にしそうな気がします)をカラーで掲載したりとかもちらほらあったりしつつ、既に過去になってしまっていますし、少しだけですが、現実のペンギン達の姿を少々垣間見ることが出来たように思います。
 終わり近くにあった、調査人がペンギンの卵状態を確認していた写真をよく見てみると、その調査人の足がペンギンの死体の上にややのっかっていたような気がしました。周囲には白骨化したペンギンの骨がかなり散乱してたので、おそらくあたり一面そんな感じなんでしょう。そういう状況の中、いちいち気にしてはいられなかったのかもしれませんが、完全に死んでいて骨がむき出しになっていたとはいえ、まだ血がかなりフレッシュだった死体だったように見えたんですが・・・なんていう写真もちらほら。そういう現実をいくつか目の前にしつつ、やや複雑な気分になりました。。。 可愛い姿も現実、こういう姿も同じ現実なんですよねぇ。なんて。