ものぐさ日記

読書・映画・旅行・食物・習い事などに関するあれこれを、ものぐさに更新  

books-2007

4
江口寿史じゃないのが残念>表紙
前回から変わったのだが、もう一度江口@ヴィクが見たいのは私だけじゃないはず(たぶん)
さて、英国推理作家協会賞の最優秀長編賞を受賞した本書だが、ひたすら疲れたの一言
ヴィクが疲れている姿を見ているのが疲れる…という感じであった
お話自体は悪くないと思うが、ヴィクも年を取ってきて繰り言が増えるのは仕方がないとして、その割に以前のようにハードに動き回るので、読んでいるこちらまでなんだかとっても疲れてしまった
面白かったのは確か、だけれど、という感じ

4
ダーリンはちょっとしか出ない本
ちらっと前のと似ているなーとは思ったものの、他の本と一緒に購入
よーくよく見てみたら、以前買った「こんな私も修行したい!精神道入門」の文庫化だった
やられた。。。_| ̄|○|||
タイトル変えるなんてサギだー(T-T)
きちんと中身を見てから買いましょう>ぢぶん
まあ、とはいうものの、以前より内容にあっているタイトルになったかもしれない
通常であれば、びびって一般人はあまり近付かないような、各種の修行(瞑想・写経・座禅・滝・断食・お遍路・内観)を体験してくれているので、ちょっと怖いけど興味あるーという人には向いているかと思われる
文庫なので、読んでみるのもありかと(持っていなければだが…)

5
ミステリーランド(かつて子どもだった大人と少年少女のために刊行されているシリーズ)
装丁がナイス
加納さんの書き下ろし新作ということで、思いっきり期待しながら読んだのだが、期待通り、非常に面白かった
子供の目線からみた、日常の謎や人生の無常や様々な人間関係が、ストレートに語られていたのが、とても良かった
そんなこと有り得ないだろうとか思うことがあっても、それはそれ
好みは分かれる作品かもしれないが、非常に楽しい1冊である
かなりお薦め(^-^)続きを読む

2
コーンウェルの新作シリーズ
主人公は妙齢の美男子である
スカーペッタと同様に、IQが高く見目良く母親がイタリア系という設定なのだが、父親はアフリカ系とのこと
にも関わらず「ジェロニモ」と呼ばれているのが謎
両親は幼少時に死亡しており、未来が予知できる祖母がいるが、貧乏でかつ試験が苦手なせいで、IQが高いにも関わらず、有名大学に行けず、結局警察官になったという、微妙に中途半端な人物である
で、お話の方は、設定も登場人物もかなり微妙・・・
どれも中途半端という感じであった
ここ最近、切り裂きジャック以外のケイ・シリーズは全部ハズしていたので、あまり期待もしていなかったし、最後の最後まで頑張って読んではみたものの、正直、うーん、もう厳しいかも(-_-)

5
面白かったー(^-^)
やっぱりガーウッドは良い
イングランド王とスコットランド王の命令で結婚したカップルのお話である
多少の「おいおい」はあったとしても、それを上回る面白さがあればOK
ここしばらく、UPするまでもない程ハズレを引いてばかりいたので、やっとあたって良かった良かった(なお、ハズレは別の人の作品群だったので、念のため)
という嬉しさも込めて★5つ

4
今回はオムニバス短編集だった
桑原崇の中学時代から、菜々の過去、小松崎の過去、と徐々に時間軸が現在へと進みつつ、最後は最近のキャラ御名形の数年前の過去へと続いた
舞台に那智が出て来るお話のネタバレにもなるかと思うので、今までこのシリーズを読んでいた人向けのお話と言って良いだろう
まったく知らない人が読んで判るかどうかは微妙かと
ちなみに、今回の主な日本史ネタは三島由紀夫と浅草寺と鎌倉宮だった
山本勘助と楠木正成と額田王ネタもなかなか
額田王の有名な歌「茜さす〜」の袖と紫の解釈が非常に面白かったし、楠木正成の七生報国が文字通りの意味だったという説も、なるほどーという感じ
特に実在しないと言われている山本勘助が山勘から来ているかもという説は、三河の鍛冶集団=片目片足=山本勘助となって、「鉄を制する者が天下を制する」という格言と相まって、成る程ありそうだなーと思えたのだった
やっぱりこの本は日本史ネタ本として読むのが正解

4
この手の本はいくつも持っている
似たようなレシピが多いのも事実である
でも微妙な好みとか組み合わせがあると、ついつい買ってしまうのが悪い癖である
今回の場合、頭がサラダモードになっているのと、新顔系の野菜(スッキーニとかとか)がまとまっていたり、根菜系、豆系と綺麗に系統立っていたのが見やすくて、購入した
好みの組み合わせが多いのもポイント
とはいうものの……続きを読む

4
先月は外伝が出たので月間グイン状態
今回で115巻
あとちょっとでタイス編が終了だと思うと、それが一番嬉しいかも…

にしても、あとがきによると、今度はめざせ200巻になった模様
でもって、200巻で終わるとは思っていない模様
・・・えーっとぉぉぉ

4
相変わらず和む〜(^-^)
ごく普通の猫だからこその良さが、この本には詰まっている
一志さんの素敵なイラストがまた良い
味のある下町風景や路地裏の風景を眺めているだけでも和める
以前の『東京ねこまち散歩』好きな人は勿論買っているだろう

4
知る人ぞ知る、アロマフレスカの田沢さんとオーグードゥジュールの岡部さんが共著で書いた本である
お店の名前だけで、凄そう・・・と思った人はたぶん正解
どちらもグランメゾン店ではないものの、常にグランメゾン以上の満足を与えてくれる素敵なお店の代表者である
で、肝心の内容だが、ぶっちゃけ、凄くまっとうなことが書いてあるのみである
でも結局のところ、そのまっとうが一番大切で、おろそかに出来ないことなんだよなーなんて、しみじみ思った
勿論「へー」と思うようなこともいくつか書いてあったが、やはり基本は「お客様が喜んでなんぼ」の世界
これからも頑張ってくださいね、また行きまーす
という気分になって、早速次回の予約を入れたのだった

4
理論社の「ミステリーYA!」というシリーズに田中芳樹が登場!
ということで買ってみた
子供向けの冒険物語(ヴィクトリア朝怪奇冒険譚)で、まさにその通りの内容だった
時代は19世紀、クリミア戦争が終結した頃の英国ロンドン
ホームズや切り裂きジャックが登場するまでにはまだ数十年早い、ヴィクトリア女王が君臨する時代のお話である
イラストの後藤さんが味のある良いカットを描いている
ディケンズやアンデルセンを登場させようと思った作者の意図はよく解らないものの、20世紀初頭になってから、主人公に過去を回想させる形で綴っているため、後生の歴史家調の「例の語り」が随所に入っていて、ある意味銀英伝っぽいかもしれない
魔物が登場するところは「お涼」っぽくて、あちらと同じく「本筋にはまったく関係なかったり」する
ぶっちゃけ、登場人物をざっとみて「ヤンみたいな」主人公であることを熱烈期待しながら買ったワケだが、主人公のニーダムは、ヤンと泉田君が微妙に混じったようなキャラだったので、まあまあ期待通りだったと言えよう
主人公2人の今後の動向については、例のごとく、最後の最後までひっぱるつもりなのだろうし、三部作の予定らしいので、とりあえず最後まで付き合おうと思っている

4
クラッシュ・ブレイズ8巻目
今回は金銀狼とその他のお話
まあまあそこそこといったところ
実際の所、金銀狼も好きだが赤黒ゴジラの方がもっと好きなのだった
で、ダグラスだが、誰だっけこいつ?
・・・のまま終わってしまった
ダメじゃん>自分(^_^;

なお同じ新刊棚に「王妃グリンダ」が並んでいた
こちらのあとがきを読むと、文庫化にあたって、やや描き直したとのこと
ずるー
買うか・・・うーむむむ(-_-)
なお、秋のアンソロ本にデル戦外伝が入るとのこと

4
お勉強のため購入
レジに出してからあまりの高値にビックリ
でも大人として「高いから止めます」とは言えず、心で泣いて購入(^_^;
気になる箇所だけ拾い読み中
辞書と同等の紙質で辞書と同等の小文字が並ぶ、内容の濃いぃぃぃ本だった

4
あたらしい教科書14「野菜」あたらしい教科書シリーズの最新刊である
アマゾン未掲載
「なんだか野菜が気になる人へ」という帯文句に惹かれて購入
今時の野菜事情や農園事情、今時の言葉の解説から始まって、野菜の種類や性質のお話やら保存方法やらレピシやら、他にも盛りだくさんで、とても勉強になった
読むだけでなく実践すれば野菜力が身に付くだろう(たぶん…)
巻末の「野菜に近づく本と場所11選」もナイスだった

5
さつき(五月)の花が盛りになるのは6月だったりと言ったような、季節感と現実がズレて気持ち悪い思いをしたことがないだろうか?
本書はそういう季節のズレに対する違和感のことや、著者が日本各地を取材で旅した際の見聞などが色々と綴られていて、季節感や旅行感をたっぷりと味わうことが出来るようになっている
お寺の行事や着物の話やお茶の話、歌舞伎の話なども、見ていて非常に興味深い
本書は旧暦と新暦のズレに違和感を感じることがある人や季節感を大事にしている人にお勧めの本である

5
ペンギンのABC本日発売!
「ペンギン基金」創立20周年を記念して出版されたらしい
ペンギンにちなんだネタや写真やイラストがABC順に並んでいて「見て楽しく読んでためになる」本となっている
表紙のSuica@坂崎さんや私が大好きな鎌倉文也さんなど、ペンギン基金のメンバーが蘊蓄記事とネタを担当しているので、まさにペンギン好きにはたまらない本
各家庭に一冊常備のこと(^-^)

3
ここを見に来ている人で、これを買った理由が判らない人などいないと思うが、まあとにかく購入(^_^;
毎日我が家にペンギンが届いたらさそかし嬉しいだろうなーと考えている人は読んでみては如何かと
とはいえ、ひとこと
南極のペンギンを北極に連れて行っても地球温暖化で苦しむのは変わらないと思うのだが……白クマを南極へ連れて行ってチェンジしようということだろうか?
という訳で、ラストがどうも微妙だった(^_^;

5
東京国際ブックフェアで購入
2〜3割引で買えた
かぶの美味しそげな写真に惹かれて購入
同じ野菜でも、年間を通して旬の時期が違ったりするが、その旬をベースにシンプルな料理が並んでいる
この本を読んでいて、じゃがいもだって春と夏と冬とでは随分と味わいが変わるということを今更ながら思い出した
かぶの素焼きは冬までお預けだが、今なら生食とか浅漬けが良いだろう
夏野菜もたっぷり載っていたので、これから色々と作ってみようかと思っている
手始めはピーマンの網焼き
ピーマンと谷中生姜の組み合わせがちょっと楽しみ
ゴーヤの味噌炒めも旨そうだった

5
東京国際ブックフェアで購入
2〜3割引で買えた
帯の「見た目ではない、味なのだ。」に惹かれた(画像には帯ないけど…)
良い感じのスローフード本
作り方も材料も基本的に非常にシンプル
よそ行きのイタ飯のイメージとはちょっと違って、イタリア人が日常食べているマンマのお総菜本という感じだった
レシピが詳細に書いてあるわけでもないので、料理好きの人向けかと
とりあえず、そのうちバーニャカウダといわしのマリネを作る予定
ズッキーニのトリフォラーティも美味しそうだった
ポレンタも載っていたので、そのうち挑戦しようかと

4
こういうネタ本って大好きだー(笑)
異文化交流の旅へようこそ!
−というどこかの教室のキャッチコピーのような文句に釣られて立ち読みしたら、思いっきり吹き出してしまったので、大人として購入
世界中の変な法律を列挙した本なのだが、解説も含めてかなり笑える
どこもお国柄が顕著に出ているようで、まさに各国博覧会の様相である
イラストが五月女ケイ子(新しい単位のイタストレータ)というのもスバラシイ
この手の本は「新しい単位」と同様に会社に持って行って笑いまくるのが、もっとも正しい使い方だろう
続きを読む

4
c6678ac5.jpgタイトルの不思議さに惹かれて購入
なお本の売り文句は以下の通り
「雨と私は、音楽の好みが全然違う。他のところは、すごく似てるのに。」人気作家の日常を綴る待望のエッセイ集。
タイトルに何か不可思議な意味が込められているのか……と頭をぐるぐるさせながら買ったのだが、何のことはない、雨は江國さんの愛犬だった(^_^;
以前読んだ何らかのエッセイの中で、もしかしたら以前から雨の存在を知っていたのかもしれないが、そこはそれ、綺麗さっぱり忘却の彼方である
雨はオスのアメリカン・コッカスパニエルで、非常にやんちゃ坊主だが、愛すべき犬であった
この、雨と音楽に関する江國さんのエッセイは、かなりご機嫌な出来で、読んでいて楽しかった
また梅雨時の今読むのにある意味適していたような、そんな気がした
犬好きには結構お薦めかもしれない

4
江國さんの小説を読むと、いつもとはまったく違う脳の筋肉を使っている気がする
私は『神様のボート』になんて絶対乗りたくない、というか絶対乗れない
葉子のような、ああいう破滅型の人間と暮らすのは、私には絶対不可能であろう
どこに行き着くのかの興味で最後まで切れずに読むことが出来たが、ラストの解釈は人それぞれだろうから、あそこでああいう風に終わらせるのは、良いことだったように思える
なので読後感は悪くない

今回の新潮文庫100冊というか yonda のおまけだが、アロハブックカバーらしい
今回は送ってみようかと思っているのだが、果たして夏中に来るのだろうか?(^-^;

4
ec480993.jpgまた画像ないし>密林(-_-)
久し振りの外伝だが、もう21巻だった
早いというか何というか…
なお、今回はある意味爆弾炸裂の巻なので、みな覚悟して読まれたし
おそらく現段階で一番未来のお話にあたるだろう
なにしろ『七人の魔道師』(外伝1巻)以降の物語なのである
3作品中、2作は数年前に既出の作品だが、未読の人(特に外伝未読の人)は驚愕することを請けあいである
外伝既読者もラスト1作品で久し振りにぶったまげるのではなかろうか
以降、グイン最大のネタバレにつき、知りたくない人は遠慮されたし続きを読む

5
夢枕版・陰陽師である
ここしばらく長編が続いていたので、久し振りの短編集で嬉しかった
清明と博雅の会話は相変わらずで、漢二人でゆるゆると酒をのみ、庭を眺めて笛を奏でる
そしていつものあのセリフ−
「ゆこう」
「ゆこう」
−そういうことになった
……ワンパターンと言えばそれまでだが、ここがこの作品の良さなのだと私は思う
長編が多少物足りなく感じるのは、単行本1冊の中で、この「ゆこう」「ゆこう」が一度か二度しかないからかもしれない
そういう意味では今回の本書では9回も「ゆこう」があったので、とても幸せだった(^-^)
特に気に入ったのは、龍神祭と無呪、あと食客下郎など
どちらも博雅の奏楽力と愛すべき性格がポイントとなっている

5
借り物である
守り人シリーズ第3弾
とっくに読了していたものの書く方がなかなか追いつかず、一気書きしたので今日だけはあえて順番通りに並ぶよう時間を調整してみた
この物語は決して子供向けではないので、大人が読まないのは非常に勿体ない
文庫化は来春らしいので、その時にはぜひとも購入を>おーる
闇の守り人はシリーズ主人公であるバルサ中心の話だったが、今回は新ヨゴに戻って、バルサの幼馴染、タンダに焦点があてられた
周囲の人との交わりを通して、タンダの心の流れがより判る巻となっている
以下、ネタバレあり続きを読む

5
これも借り物
守り人シリーズ外伝である
残念ながらバルサは回想シーンにしか出てこないが、新ヨゴ皇国の皇太子となったチャグムが主人公となっている
サンガル王国の〈新王即位ノ儀〉に招かれて、隣国へ旅立ったチャグムとシュガ
この祝いの席で、呪詛に操られた王弟殿下によって、新王が傷つけられるという事件が発生してしまい、チャグム達は、はからずも陰謀の中に巻き込まれていく
以下、ネタバレあり続きを読む

5
これも借り物
外伝「虚空の旅人」を経て、本編第4弾である
タンダにつきあって、ロタ王国との国境に近い宿場町を訪れたバルサ達が、人買いに連れられた兄妹に出会って助けるところからスタートする
今回また新たにロタ王国という国が登場する
ストーリー自体は、表題通り、あちらの国にいる残酷な鬼神タルハマヤが、こちらの国に登場するところから、その帰還までを描いている
とはいうものの、実際の主人公はやはりバルサやタンダであり、幼い兄弟チキサとアスラなのである
以下ネタバレあり続きを読む

5
これも借り物
守り人シリーズ外伝再び
という訳で再びチャグムの登場である
今回は敵国となるタルシュ帝国が登場する
支配する側とされる側、今まさに侵攻されようとしている側・・・国の立場によって見方や感じ方は様々である
市井の人々は「管理する人が変わるだけ」という態度だし、日和見主義の人間はより強い国、自分に利をもたらしてくれる国になびこうとする
しかし・・・
しかし−とチャグムは立ち止まって考える
そういうチャグムが大好きなのである

5


これも借り物、とうとうラストである
読み終わった後しばらくぼーっとしてしまった
無駄な物語はひとつもなく、どのエピソードにも何らかの関わりがあり、それが集約されて今に至っている、そんな感じで、ひたすら見事としかいいようがない
・・・にしても
もうこれで続きが読めないのかと思うと、かなり寂しい

5
68a51a57.jpg文庫版がやっとこ登場!
ソフトカバー版を持ってはいるが、迷わず即購入!
購入ったら購入!
という位、出て嬉しい(^-^)

アマゾンってば画像どころかリンクもないじゃん!と思ったら、文書名で検索できないだけだった
っていうか、何故に文書名で検索不可なん!?(怒)
でも一応飛べるようにしてあるので、欲しい方は画像クリックのこと!
ハードカバーはちょっとねーと思っていた皆様
即ゲットすべーし!

4
しっかり育つよ!ベランダ永田農法ベランダでも出来るんだー
という興味から購入
著者は某N○Kで糸井さん達と永田農法にチャレンジしていた方である
そういえば、以前知人も同じことを言っていた記憶が蘇ってきた
以前、マンション暮らしだった頃、せっせとベランダで育てていた野菜達は、ハーブ以外はいまいちの出来だった
現在の我が家には、一応ネコの額ほどの庭があるのだが、野菜を育てようと思えるほどの広さはないし、今の勤務状況では野菜作りなどそもそも無理
それでもいつかやる日が来るさーと、自分に言い訳しながら読むのだった
何事も無駄にはならないのだ(たぶん)
読んだ感触でも、マンションでなくたって充分参考になると思われた
取れたて野菜のレシピもあり
この本は将来のためにも大事に取っておこう、と心にメモした

3
これは借り物
『しゃばけ』シリーズとは違う、お江戸不思議騒動記とのこと
江戸と言っても太平の折ではなく、黒船が来航し、これから世の中がどんどん変わって行くという時代の物語である
主人公の弓月は上野の端っこにほど近い小さな神社の神官で、長男ではあるものの、しっかり者の弟にいつもどやされるようなのんびり屋だった
が、そんな弓月にも「夢告−正夢を見ることが出来る能力」があったらしい
とはいえ、残念ながらこの能力も、あまりあてにはならないと周囲からは思われていた
そんな折り、さる有力な寺社から「夢告」を頼みに来た人がいて・・・という感じでスタート

うーん
若だんなのような、そうでもないような・・・
面白くなかったと言い切るほどではないのだが、キャラ立ちが微妙なのがどうもなぁ・・・

5
著者の近作「ワインと外交」も非常に面白かったが、あちらはフランス以外の国の外交事情や、その時のワインや食事に関するエピソードもそこそこあった
今回はタイトル通り、エリゼ宮におけるの食とその周辺にポイントが絞られていて、いわゆるフランスのエスプリをたーんと味わうことが出来たような気がした
以前、フランスに遊びに行った際にフランスの知人に聞いたところでは、ごく普通の人達が食べているものは、それ程ゴージャズでもソースたっぷりでもない−でも量は大量−ということで、結構ビックリしたものだった
とはいえ、本書を見る限りでは、やはり、フランス=食であり、何はともあれ、その食文化の高さと豊かさこそがフランスの矜持そのものなんだろうと思われた
他国に迎合しないとか、自国の言葉を守ると言ったような、そういう部分とは別の意味で、フランスは独自のアイデンティティを食文化に重ねているのだろう
ある意味羨ましい姿である
日本の料理も充分世界に誇れるものだと思っているが、生が多いことや、嗜好的にも衛生的にも、危険度が高いことから、残念ながら饗応には向かないらしいのが、非常に残念である続きを読む

こんなマンガがあったのか!今まで見たい見たいと思いつつも何となく買わずにいたのだが、ついに購入
『巨人の星』の大人復活編を後生大事に保存していた身としては、「後編が描かれなかった読み切り」が存在したとは、まったくの驚きだったし、『宇宙戦艦ヤマト』オタクを自負していたのに、松本零士画の「絵物語版」が存在していたとは、まったく知らなかった。。。という感じで、かなり驚愕と感動の内容だった
他にも雑誌連載分と単行本分と雑誌掲載スペシャル分の3通りで、ストーリーが大きく乖離しつつある『ガラスの仮面』の違いを見事に整理一覧化してくれていたり、もの悲しい『オバQ』劇画編とか、『北斗の拳』幻の初出編(ケンシロウが幼い!)とか、数え上げれば枚挙にいとまがない
また、その殆どの真偽や真意を、関係者や作者本人からきっちりインタビューするなど、内容の裏取り確認をキチンとしているところが凄い
単なる噂本ではないのだった続きを読む

4
ペンギンごはんとおいしい石ラー仲間タイトルに惹かれて購入
・・・というのは半分本当(笑)
残りの半分は石ラーである
著者は中国から日本に渡り、沖縄の石垣島に移住して7年とのこと
石垣島で「辺銀食堂」を営んでいるそうで、春夏秋冬の食卓のレシピを紹介している
(石ラー製造と子育てで多忙を極め、現在食堂は休業中とのこと)
そのため、石垣島の料理や食堂メニューに加えて、中国・西安のレシピもある
豪華な顔ぶれの石ラー友の会会員(私の好きなウー・ウェンさんとか)のレシピもあったりする
一番困るのがすんごく美味そうな野草や地物野菜のレシピの数々
「つみ草の白和え」とか、近所に生えている草を適宜摘んでくると言われても、まったく実行出来ず…うーむむむ(T-T)

4
この前食べたヴェトナム・アリスの料理が結構美味しかったので、レシピ本を買ってみた
基本的に野菜が主で薬膳系食材が多く、これからの季節に良さそうな内容だった
一番のお目当てはゴーヤのスープ
それから大辛でマイルドなグリーンカレーである
ヴェトナムのグリーンカレーは、インドやスリランカのカレーとはちょっと違う気がする
なんというか、タイのトムヤムクンのような感じで、魚介類に良くあい、辛みが美味しかったので、どんな風に作るのかとドキドキしながらチェックしたら、なんと「グリーンカレーペースト」を使うとな。。。ちょっと拍子抜けしてしまったが、まあかえって作り易そうなんで、結果としては良かったのかもしれない(^_^;
生春巻きの巻きポイントとか、たれソースレシピも載っていてラッキー
ゴーヤやもやしのサラダもかなり美味しそうだったが、何はともあれ、ヌクマム購入が先決ということらしい
なお、松本美奈さんは、日本人と結婚して来日し、その後日本に帰化したヴェトナム女性で、現在ヴェトナムアリスの料理長とのこと

家人が友人から貰ってきた本である
温冷取り混ぜた各種のアンティパスト(前菜)をレシピ付きで紹介している
ソーセージやドライトマトなど、自家製の保存食品の作り方もあるようだ
我が家にはこの手の貰い料理本が山ほどあったりする
1/3程度は家人が友人経由で貰ってきたものであるが、貰い料理本のレシピ集は珍しいかもしれない
著者は「イザベラ・ディ・フェラーラ」の谷本シェフと、「ラ・ヴィータ・エ・ベッラ」の石崎シェフである
見ればみるほど旨そうである
が、正直言えば、まず作者の店で食べてから、作るかどうかを決めたい
百聞は一味見にしかず、食べたことのないものは作れない、というものである(←へりくつとも言う)

4
アマゾン、画像出し遅すぎ………(-_-)
タイス編も長くなってきて少々飽きてきた
グインが沢山出るのは良いことなのだが、そろそろパロへ行ってくれ、という気分ありあり
とはいえ、今回は殆ど出番がなかったが
やっぱフロリーみたいな性格って、一生理解出来そうにないというか、好きになれないというか…(-_-)

4
「12ヶ月」「木陰」以来、久し振りに読んだ
この南仏プロヴァンス・シリーズは母が好きで、ハードカヴァーを買って読んでいたことなどを思い出した
この本の面白さはやはり食べ物やワインの描写だろう
また地元のフランス人達の生活が少々垣間見えるのも楽しかった
その国のお国柄を外側から味わうには、良い一冊ではないかと思う

4
若旦那が旅に出た!
出かけた先は箱根で、主目的は湯治であったが、はてさて・・・という内容だった
で、物語中に登場した塔の沢の「一の湯」は、箱根に実在する老舗旅館である
江戸時代の寛永7年創業
安藤広重の「箱根七湯・塔ノ澤」の浮世絵にも描かれているそうだが、いつの間にやらグループ化までしていて、しっかり現代に生き残っている
箱根に行けば必ず目に入るような場所にあるので、その存在はよく知っていたが、実は寄ったことは一度もない
ちょっと前の人ならキャトルセゾンといった方が通じるかも知れない
もしかしたらだが、このお話が出たことで、「一の湯」本館に何やらモニュメントがあるかも、なんて思ったり

5
以前、友人に借りて読んだが、文庫が出たので購入
「家守綺譚」と繋がっている土耳古でのお話
ちょうど久し振りにヒッタイトの話を読んだりしたところだったので、なお懐かしく再読した
やっぱり梨木さんのお話はしみじみと良い
そう思った


5
ISBNコードがあるけど、これ雑誌じゃないのかしらん?
おおひなたごうの千秋カンタービレ(カラー)に大爆笑
のだめ特集ということで購入したが「もやしもん」や「地球へ」の特集&対談インタビューなどもあったりして、かなり読みどころ満載の美味しい本だった

4
天河の外伝が小説で登場!
カイルとザナンザが出るということで、喜び勇んで購入
当然、挿絵はご本人作
とはいえ、カイルの少年時代という設定なので、漫画より小説が舞台という方が思いこみで読めるので良いかもしれない
とりあえずまだ続くらしいのが嬉しいが、結末が判っているだけに、少々悲しくもあり
ザナンザ〜(T-T)

にしても、ルルル文庫って。。。(^_^;

4
表紙裏の作者コメント曰く「このお話はミステリ部分と昔話の新解釈部分と昔の懐かし話の3つの構成から成り立っていますが、その3つがお互いに少しも関係していないという珍しい構成をとってます」
まさにそういう話である
昔話の方は浦島太郎や桃太郎系の超有名処が登場するが、昔懐かし話の方は、魔女物アニメの話から、洋画、TVドラマ、時代劇、お笑い、フォークなどなど
まさにぐっちゃぐちゃである
鯨さんお得意の、飲み屋でみんなが一杯やりながら話すという手法を採っているので、話に脈絡がなくても、これはこれで良いというか、脈絡の無さこそがまさに飲み屋の会話という感じである
横で聞いているこちらも懐かしさ大爆発で、楽しめば良いのである
おそらく40代後半か50代程度の人が一番楽しめたのではないかと思われるが、それより一世代前でも何とかいけるのではなかろうか
若い世代にとっては、少々厳しいかもしれない

5
上橋菜穂子さんのデビュー作
上橋さんの本は本当にどれもこれもハズレがないのが凄い
お話の凄さや人物描写の見事さについては、みんながみんな絶賛しまくっている通りなので多くは語らないが、さらに付け加えるならば、言葉の抑揚の良さをあげたい
言葉の流れが非常に心地よいのだ
言葉に力があり、言霊の力を感じることが出来る気がする
言葉の音の力に胸を打たれる
お話のキーとなる単語が何故これほどまでに心の琴線に触れるのか?
謎である
今回のお話は未来の物語で、地球の環境破壊が進み、外惑星に移住した人類と先住民族の物語である
とはいえ、読むとこの物語が夢物語じゃないということがよく判ると思うので、読後、ちょっと背筋がうすら寒くなったりした
未読の方はぜひ読むべし

5
これも傑作
こうして並べてみると、装丁の美しさがよく判る
ひたすら観察するといえば、著者はアボリジニを研究しているとのこと
おそらくはその研究の経験が色濃く入っていると思われる
エンディングの切り方については好みがあるかもだが、こういう終わり方も悪くない
注意すべき点はただひとつ
2冊揃えてから読み始めること
揃えたら、後はもう一気に読み進むのみ、である

4
相変わらず強烈(^_^;
でも面白かった
森見さんの話を読むとバンカラという言葉を思い出す
今回のお話はベースがベースなだけに尚更
そしてそういう雰囲気がかなり好きだったりする
京都で行ってみたいところがまた増えた
次は「夜は短し歩けよ乙女」か「畳半神話大系」か…

4
以前、某所で話題になっていた本である
この本に載っている作家群がまた凄い
内容からして、私の姉とほぼ同世代と予想したら、まさにドンピシャだった
三原順のココア話や陸奥A子のメガネ男子話に目から鱗
作者が描いた陸奥A子と田淵由美子のあいのこ絵なんか、まさに懐かしさ大爆発
出ているお話がピンポイントでツボばかり
未読の作品もめっちゃ読んでみたくなった

特に食べてみたくなったのは以下の通り
・百黄夜光酒(百鬼夜行抄)
・もぎゅもぎゅ(笑うミカエル)
・ぎゃ棒(のだめ)
・煙の味のカントゥッチ(蟲師)
・はぐちゃんのコロボックル飴(はちみつとクローバー)
・ショコラート・ドルソ(リストランテ・パラディーゾ)
・マシュマロココアケーキ(はみだしっ子)
・新米メイドさんのビスケット(エマ)
・西洋眼鏡プレッツェル(西洋骨董洋菓子店)

特に「百黄夜光酒」と「もぎゅもぎゅ」は見ているだけで涎が…
ぜひともチャレンジしてみたいものである

4
小説版ガラスの仮面
ラストに来るまでタイトル意味不明
ラストに来てもタイトル意味不明
とはいえ、内容はまあまあで、特に舞台の描写が面白かった
ラストは予想できてしまったものの、上手く謎を引っ張って、その勢いで最後まで読ませて貰った
それでもやっぱりもうちょっと別のタイトルで良かったんでは?と思わないでもない
祝、山本周五郎賞受賞
明日は受賞作「中庭の出来事」を読む予定

3
作者は長野山中(たぶん諏訪方面)で育った様子だが、かなーり変わった家庭環境であった模様
赤裸々に日常生活を語っているようだが、この話のどこまでがネタでどこまでが本当なのかはよく判らない
が、都会ではないが田舎でもない場所で育った自分から見ると、かなり強烈なネタばかりだった
特に彼女の父親が凄く、それにつきあわされる家族が少々気の毒であった
天災などの災害でやむを得ずテント生活をして体調を壊す人達はよく見るものの、自分の新居を建てる間に自発的にテント生活をして、その悪環境のせいで家族が入院するはめになるなんて、世間にはそうそうないことだと思うが…(^_^;

↑このページのトップヘ